結婚して氏名が変わっている場合の廃車

結婚

 

乗っている自動車を廃車にする場合、車検証に記載されている所有者の氏名と印鑑証明書の氏名が同じであることが求められます。

 

結婚して氏名が変わった場合、陸運局で「変更登録」が必要になりますが「ついうっかり」「時間がなくて」婚姻前の氏名のままということがあります。

 

この場合、通常の書類だけでは手続きをすることができずに新たな書類の用意を案内されます。

 

通常必要となる書類

 

通常、廃車手続きをする場合にはこれらの書類が必要になります。

  • 印鑑証明書
  • 車検証
  • 移動報告番号と解体通知日がかかれた書類(使用済自動車引取証明書等で確認)
  • ナンバープレート
  • 永久抹消登録申請書

 

結婚して氏名が変わった場合にはこの他に「戸籍謄本」と呼ばれる書類が必要になります。

 

戸籍謄本とは

戸籍謄本
戸籍謄本とは「その人の身分関係に関する事項が記載された書類です」身分関係とは生まれた記録や父・母・兄弟に関することから結婚から離婚などです。

 

この戸籍謄本を見れば、結婚前の名前が記載されているので車検証と照らし合わせて本人だということが確認できます。

戸籍謄本はどこで取得するのか

戸籍謄本は役所で取得する書類ですが、ちょっとわかりづらいのは「必ずしも住んでいる所の役所で取得できるとは限らない」ということです。

 

え!近くの役所で取得できないの?

 

じゃあ何処の役所で取得すれば良いのかというと「本籍地の役所」になります。

 

本籍地の役所とは

 

本籍地の役所とは戸籍が保管されている場所の役所のことを言います。

 

結婚しているのであれば、親の戸籍から抜けて新たに夫となる人の戸籍に入籍しています。
この場合、結婚した当時に住んでいた場所が本籍地であることが多いです。

 

本籍地=住所とは違う

 

勘違いされる方も多いですが本籍地と住所は必ず違います。

 

住所は本人が住んでいる場所ですが本籍地はあくまでも戸籍が保管されている場所になります。

 

 

本籍地の確認方法

 

本籍地を確認する一番簡単な方法は「住民票を取得すること」です。

 

住民票を取得するときに「本籍地の記載もお願いします」と役所の窓口で申し出れば自分の本籍地が記載された住民票を発行してもらえます。

 

本籍地が遠方の場合

 

住民票を取得して本籍地を確認すると遠方にあることがわかった。

 

この場合、わざわざ遠方の役所まで出向いて戸籍謄本を取得しないといけないのかというとその必要はありません。

 

役所では「郵送請求」をすることが可能で所定の請求書と自分の身分証明書、定額小為替、返信用の封筒を同封して役所に送付すれば戸籍謄本を郵送してくれます。

定額小為替(ていがくこがわせ)とは

定額小為替

定額小為替とは「予め金額が記載された金券」のようなもので、現金の代わりとして使用することができます。

 

50円から1,000円まで12種類の額面があります。

 

定額小為替を購入できる場所

 

定額小為替の入手場所は「ゆうちょ銀行か郵便局の窓口」のみの取り扱いとなっています。

 

定額小為替を発行するには、窓口で手数料100円がかかります。

 

戸籍謄本の取得に必要な450円の定額小為替を購入するには定額小為替450円+手数料100円で550円になります。

 

額面1枚につき100円の手数料がかかるので、もし50円の定額小為替を購入する場合、手数料の方が高くついてしまうという不思議なことが起こります。


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