自動車リサイクル法って
自動車リサイクル法とは、自動車の不法投棄や不適正処理の予防、オゾン層の破壊や温暖化問題を引き起こすフロン類の適正処理を義務づけるために発足した法律になります。
法律設立当時日本では、１年間で廃車になる車が360万台あり
約80％はリサイクルされていましたが、残りの20％は主に埋め立て処分されていました。
ですが、年間360万台の車が廃車にされ、そのうちの20％が埋め立てられれば、埋め立て処分のスペースがなくなるのも当然です。そうすると埋め立ての処分費用が高騰して不法投棄や不適正処分が起こるようになりました。
さらに、エアコンの冷房で使用されるフロンガスは適正に処理されないとオゾン層の破壊や地球温暖化を引き起こすと問題になり、自動車の不法投棄や不適正処理を防止するために2005年1月から自動車リサイクル法が整備されることとなりました。
自動車リサイクル法の概要
車のリサイクルについて車の持ち主、関連事業者（解体業者など）、自動車メーカー、自動車輸入業者の役割を定めた法律になっています。
１・車の持ち主がリサイクル料金を支払い、登録された引取業者に廃車として引き渡します。
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２・引き取り業者は廃車を引き取り、フロン回収業者や解体業者に引き渡します。フロン回収業者はフロンを回収して自動車メーカー・輸入業者に引き渡します。解体業者は廃車を解体してエアバック類を回収して自動車メーカー・輸入業者に引き渡します。
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３・フロン類やエアバック類を回収した廃車は破砕業者に引き渡され、破砕されシュレッダーダストを自動車メーカー輸入業者に引き渡します。
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４・自動車メーカー・輸入業者は製造・輸入した自動車が廃車された場合、その自動車から発生するシュレッダーダスト、エアバック類、フロン類を引取りリサイクルを行いすべての作業が完了します。
