車庫証明はネットでできる?
自動車を購入したときや引っ越しをした際には、車の所有者は車の保管場所を管轄する警察署へ自動車保管場所証明等手続き(俗に車庫証明といいます。)をする必要があります。
車庫証明って何?という人は少ないかもしれませんが、一応車庫証明の説明もします。
まず、保管場所=車を停めるところは住所地から2キロ以内と決められています。2キロといっても直線距離で2キロです。
保管場所は、道路から支障なく出入りでき、車全体を収容できることが前提で駐車場所の使用権限も求められます。
保管場所の全体が車全体より小さい場合には、車庫証明が下りないこともあり、保管番所の使用権限がない場合も車庫証明が下りません。
なので、保管場所申請を行う際には、車全体が問題ないなく収容できるのか?使用権限があるのかを確認したうえで保管場所申請を行うことが必要です。
使用権限とは、その土地上に車を保管していても問題がないのかどうかで、土地の持ち主の承諾や賃貸物件であれば契約書等に記載があります。
車庫証明をネットでするには
車庫証明をネットでするにはまず、その地域で車庫証明がネット申請に対応している地域なのか?が一番の問題です。
地域+車庫証明+電子申請と入力すれば確認できますのでご確認ください。
まず車庫証明をネットで行うにはいくつかクリアすることがあります。
- インターネットに接続可能なパソコン
- 添付書類を読み込むスキャナー
- マイナンバーカードとカードリーダー
- 手数料等を振り込むためのインターネットバンキングへの登録等
これをクリアできる環境があれば車庫証明の電子申請が可能です。
車庫証明の電子申請の方法
車庫証明をネットでやるには、電子申請用の自動車保有関係手続きのワンストップサービスというサイトに移動して、そこから手続きをします。
ここから車庫証明の手続きに限らず、色々な車の手続きが可能です。
車庫証明の手続きはPDFのマニュアルのURLを添付しますので確認してください。
車庫証明の電子申請 メリット
- 自宅にいながら車庫証明等の申請が可能
- 利用時間が24時間365日できる
- 申請書等の用意が不要
一番の利点は利用できる時間が24時間365日いつでもできるのが良いですよね。
紙での提出なら警察署の営業時間内に書類を提出しなければならないので、フルタイムで仕事をしている人であれば提出が難しいです。
それから、ネット申請なら画面に記入していくだけなので、申請書の用意がいらないのが便利です。
車庫証明の電子申請 デメリット
- 事前に用意する機器等が多い
- パソコンが苦手な人だと手こずる
- ネットバンク等の用意が必要
- 電子申請と言っても完了した際には、書類を取りに行く必要がある。
事前に電子証明書が入ったマイナンバーや電子証明を読み込むカードリーダー、申請書を送付する際にはpfdファイルに変換するなど事前の手間が多いことがデメリットです。
パソコンが苦手な人は設定や書類のPDF化など難しい場面も多いので紙での提出の方が楽な場合もあります。
それと、すべてが電子で済むわけではなく、手続き完了の際には、書類が郵送されてくるわけではなく自分で直接受け取りに行く必要があるので、その点は改良してくれないかなと思うところです。
それでも家にいながら手続きが完結するなんて今までは考えられませんでした。
車庫証明といえば、書類提出に警察署に行って、書類が上がってからもう一度行く必要があったので便利になったのは確かですね。