他県のナンバーの自動車を廃車にする方法
自動車を廃車にする場合、登録した地域の運輸支局で廃車にするのが一般的です。
しかし、引越しや転勤などで住所が変更になり、他県に引越しして今までと同じナンバーで車を乗り続けて廃車にする場合、いちいち車の登録先の運輸支局で廃車手続きをするのは面倒です。
そこで、他県のナンバーでも住所地の運輸支局で廃車にすることができるようになっています。
例えば、東京で自動車を買い、転勤で大阪に引っ越しました。その際、ナンバーは東京(八王子)のままで、引越し先の大阪で廃車手続きができるようになっています。
この手続きを「転入抹消」といい、住所地の変更と抹消登録を同時に進めていく手続きになります。
他県ナンバーを廃車にする場合の決まりごと
他県ナンバーの自動車を廃車にする転入抹消には、住民票を用意する必要があります。
車検証の住所と手続きに必要な印鑑証明証の住所が違うため、住民票で住所の証明を行います。
転入抹消の必要書類
転入抹消は自動車の変更登録と抹消登録を同時に進めていくので、
変更登録に必要な書類と抹消登録に必要な書類が必要になります。
引越し回数が多いと、民票の除票または戸籍の附票も必要になることもあります。
変更登録に必要な書類等
- 印鑑(実印)
- 申請書(OCR1号)
- 手数料納付書(運輸支局で入手可)
- 車検証
- 住民票
抹消登録に必要な書類等
- 印鑑(実印)
- 申請書(OCR3号)
- 手数料納付書(運輸支局で入手可)
- 車検証
- 印鑑証明書
- ナンバープレート(前後)
変更登録と抹消登録で被る書類は省くので、
- 印鑑
- 申請書(1号・3号)
- 手数料納付書(変更・抹消それぞれ)
- 車検証
- 印鑑証明書
- 住民票
- ナンバープレート(前後)
この書類を用意していけば、他県のナンバーを車を廃車にすることが出来ます。
費用は変更登録の手数料350円と申請書代、抹消登録の場合一時抹消登録だと350円と申請書代で1000円ほどの費用がかかります。永久抹消だと手数料はかからず申請書代金のみです。